頸椎椎間板ヘルニア

頸椎椎間板ヘルニア

好発年齢:30~50歳代

症状

  • 神経根の障害(首や肩の痛みやしびれ、手のしびれなど)
  • 手指の巧緻運動障害(箸が使いにくい、ボタンがかけづらい、ページがめくりにくいなどの症状)
  • 歩行障害(足のもつれ、小走り困難、階段昇降困難など)が出ることがあります
  • 膀胱直腸障害(頻尿※1、尿閉※2、尿失禁※3)などの症状が出現することがあります
※1:頻尿
尿が近い、1日の尿の回数が多い
※2:尿閉
尿をうまく出せずに困難を感じたり、尿を出すまでに時間がかかる
※3:尿失禁
自分の意思とは関係なく尿がもれてしまうこと

原因

背骨をつなぐクッションの役割をしている椎間板の加齢変化などにより、後方などに飛び出して神経根の圧迫や脊髄の圧迫により起こります。悪い姿勢での仕事やスポーツなどが原因になることがあります。

治療

消炎鎮痛剤の服用や神経ブロックなどで痛みをやわらげます。
痛みの強い時期には頸椎カラーを使用することもあります。
頸椎牽引や温熱療法、リラクゼーションや運動療法による症状改善のリハビリを行います。
以上の方法で症状の改善がなく、上肢・下肢の筋力低下の持続や歩行障害・排尿障害などを伴う場合は、MRI検査でくわしく調べ手術治療が選択されることもあります。

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