膝関節の疾患は外傷・変性・腫瘍・炎症等の原因にて治療方法が異なりますが、高齢者に多い変形症による関節水腫(関節に水が貯まる)に対しては、その程度が強いときには関節穿刺(関節の水を抜く)をします。
その後も必要に応じてヒアルロン酸の関節内注射を行います。
触診にて関節水腫を確かめるだけでなく、どのくらい貯まっているかを想定し、症状によって関節穿刺を行ないます。
症状・診察所見、レントゲン検査の結果から治療方法を選択します。
主には保存的治療法(手術以外の治療法)を行います。
重度の方には手術の必要性を説明し、連携医療機関を紹介致します。
膝関節疾患の治療風景1膝関節疾患の治療風景
障害を受けた場所にあわせ、物理療法、理学療法などを行いできるだけ早く回復できるよう治療を行います。
干渉波:交差させた電極によって、体の深部まで電気を流すことにより痛みを和らげます。
ホットパック:70~75℃のお湯で温めたもので障害部位を温め、血行を良くし痛みを和らげます。
マイクロ波:極超短波により障害部位の深部まで温め痛みを和らげます。
リラクゼーション:膝痛の原因となっている筋肉を緩め、血行の改善により膝痛の改善を促進します。
理学療法:膝周辺の筋肉を動かし、運動をすることで、疼痛や関節の動きを改善させていきます。また、適切な運動で筋肉を鍛え障害の予防を行っていきます。
エアロバイク:自転車を使用して症状に合わせた負荷で行う運動療法です。膝に体重をかけずに膝周辺の筋肉を鍛えることで膝痛を減らし、膝の動きを改善させ、関節の変形を予防します。
下肢筋力訓練器:症状に合わせた負荷で膝の曲げ伸ばしを行うことで膝周辺の筋肉を鍛え、膝痛を改善したり、関節の変形を予防したりします。
ニューステップ:筋力低下の強い高齢者の方でも腰掛けて安定した姿勢で脚全体の筋肉を鍛えると共に、腕・腹筋・背筋の筋力強化も同時に行えます。
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