腱鞘炎治療

腱鞘炎とは?

手指の屈曲時の痛み、指を曲げた後に伸びない「引っかかった」状態として現れます。

手指の屈曲時の痛み、指を曲げた後に伸びない「引っかかった」状態として現れます。
「引っかかった」指を伸ばした時に、あたかもバネがはじける様な症状が起きるので「バネ指」とも言われます。
指を曲げたり親指を伸ばしたりすると腱が働きますが、この腱は腱鞘というサヤの中を通っています 使いすぎることで腱と腱鞘の間で擦れ、痛みが出ます。
更に使っていると両者が腫れ、通りにくくなり、お互いに腫れた部位で狭くなった腱鞘内を無理して動かすのでバネ現象が起きます。
そして更に使っていると狭くなった腱鞘内を通ることが出来なくなり、指が伸びたまま・曲がったままになり、動かなくなります。

腱鞘炎の原因

最近はスマホ・パソコンを操作している人に多発します。

家事仕事が多い主婦、新生児を抱えている母親、事務職、作家、漫画家など、指をよく使う仕事をしている人に多く現れます。本人は使っていると自覚していない場合がほとんどです。

腱鞘炎の治療法

●薬物療法と固定

塗り薬、湿布を局所に使用して、手指を使いすぎないようにします。

●リハビリテーション

温熱療法、超音波療法、更には指のストレッチ療法を行い、炎症を鎮め、拘縮を治療します。

●注射

薬物療法、リハビリテーションで治まらない場合には、腱鞘内にステロイド剤と局所麻酔剤の注射をし炎症を治めます。しかし注射で症状が軽減すると、再び使って再発を繰り返しますので、極力使いすぎには注意が必要です。
また注射液の種類によっては注射を繰り返しますと、腱が細くなって、時には断裂を生ずることもありますので、注射を繰り返すことは避けるべきでしょう。

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